兵庫県丹波市柏原町 店舗外壁補修および塗装工事
2022/02/08
今回は、兵庫県丹波市柏原町の国道沿いの店舗改装工事に伴う塗装の補修工事のご依頼をいただきました。
以前に入居されていた店舗の看板の文字がくっきりと残っています。
こちらの看板焼け(色褪せ)を消してまた文字が浮き出ないように下処理をして塗装を行います。
併せて4隅の鉄骨化粧柱4本にも塗装をしていきます。
看板部分はコンクリート壁、化粧柱は鉄骨柱とそれぞれ材質が異なるため、それぞれに適した下処理と塗装をする必要があります。
まずは塗装の下準備として外壁の状態をチェックしていきます。
ひび割れを発見した場合、壁の表面を叩いて壁の劣化具合を確認します。その時にひび割れが広がらないようであれば、コンクリート壁の表面だけに生じた細かな亀裂と判断して、専用のコーキング材を使ってひびを充填し補修をします。
大きな亀裂の場合や、叩いたときに剥がれが広がった部分にはモルタルを使って補修を行います。
水とモルタルを混ぜ合わせて、割れ目や剥がれの補修を手早く行っていきます。
金属部分は、汚れや現在発生している錆びを落とすケレンという作業を行ったあとに、さび止め用の塗料を塗ります。
こうした過程をしっかり行っていないと、新しい塗料をどれだけ丁寧に美しく塗ったとしても、短期間で錆びや塗料の浮きや剥がれなどの不具合が発生してしまうのです。
今回この金属部分は上下合わせて約60mあり、この部分のさび止めだけで約1時間近くかかりました。
こうした下地処理がすべて終了すると次は養生という塗装を行わない場所をマスキングして保護する作業があります。
養生を施した建物やガラス窓以外の地面にも、汚れを防ぐための汚れ防止のシートを念のため敷いておきます。
養生が終わるとようやく塗装作業になります。
今回肝心なのは、浮き出た看板の文字を残さず、浮き出てこないように仕上げを行うこと。
文字を目立たなくするため、塗装表面に自然な波型の凹凸が浮き出るよう特殊な処理を施します。
そのためには塗料と溶剤の配合を的確に調合して、適切な塗料の粘度を得る必要があります。この配合の割合は長年やってきた経験から勘でつかみます。
塗料を攪拌する工程の機械から伝わってくる、かき混ぜ動作の重みによって「湿度・気温 / 塗り時間・乾燥時間」を見極めていくのです。
こうした準備が整うといよいよ塗装の下塗りの工程に入ります。
塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの三回。
今回は凹凸の処理に適した微弾性ゴム入り塗料という下塗り材を使用しました。この塗料は粘度が高く質量も重いため塗装に腕力が必要です。
古い看板焼けた文字の跡が目立たなると同時に、色鮮やかにリフレッシュされました。
今日はコンクリート壁の塗装の作業がメインのため、金属部分の塗装は明日以降になります。
兵庫県丹波市や、神戸市北区、西宮市、宝塚市などの住宅壁塗装・店舗壁塗装・外壁塗装、塗装全般はペイントプロ 木村塗装にご相談ください。
現場住所 | 兵庫県丹波市柏原町 |
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施工内容 | テナント外壁塗装工事 |
施工箇所詳細 | 塗装面積30㎡(コンクリート塗装)&高さ4mの壁と鉄骨化粧柱4本(鉄塗装) |
外壁使用塗料・塗料色(下塗り) | 微弾性ゴム入り塗料(コンクリート壁) |